伝統芸能

五ヶ瀬町には国指定重要無形民俗文化財をはじめとする、伝統芸能が多くあります。五ヶ瀬の風土を芸能を通して現在に伝えるすばらしい文化財です。このページでは、その中でも代表的なものをご紹介しております。

荒踊(国指定重要無形民俗文化財)

今から400年前の天正年間、坂本炎王山専光寺17代の開基坂本城主坂本伊賀守正行がはじめたと伝えられ、その孫坂本山城坂本山城守正次入道休覚が慶長年間になって、その守護神二上大明神(現三ヶ所神社)に奉納する例を定めたと言われています。行列隊形で踊られる勇壮活発な踊りと、円陣隊形の優雅で静かな踊りを組み合わせた構成で、往時の舞踊を今に伝える伝統を誇る芸能です。
毎年9月下旬に三ヶ所神社、中登神社、坂本城址(荒踊の館)で奉納されます。

団七踊り

延亨4年(1747)磐城平から延岡藩主に移封された内藤政樹の家中によって伝わり、この地方に伝承したといわれています。桑野内(二ヶ所)と廻渕の3か所に踊り継がれています。

臼太鼓踊り

京を追われ、流浪の逃避を続けた平家一族が、秘境椎葉の山里に至る途中、鞍岡の里で華やかな京の都を偲びつつ踊ったのが始まりであると伝えられています。優雅さの中に凛とした立ち振る舞いを見せる踊には、都の人々の心が偲ばれます。
毎年祇園神社の秋の例祭に奉納されます。

棒術

町内に伝承されている棒術は、大車流と戸田流の二つの流れがあります。それぞれ伝授書があり、今では鎮守る神社の神賑行事として、大車流は祇園神社に、戸田流は古戸野神社に奉納されます。

神楽(三ヶ所、室野、桑野内、古戸野、祇園)

五ヶ瀬町では、三ヶ所、桑野内、鞍岡地区に神楽が伝承されています。その中で三ヶ所・桑野内地区に伝承される神楽は、高千穂神楽で通称岩戸神楽と呼ばれている神楽です。
鞍岡の祇園神楽は、岩戸神楽を軸とし、伊勢・出雲系統のものが含まれていると言われています。

  • 祇園神楽・・・「舞開き」の天の岩屋から天照皇大神を手力男命が、手を取ってお迎えする舞は他には見られないといわれています。
  • 三ヶ所神社神楽・・・高千穂神楽で通称岩戸神楽と呼ばれている系統です。
  • 室野宵神楽・・・今から100年程前に岩戸神楽系統の桑野内神社神楽・古戸野神社神楽から伝わったと言われています。酒漉しの舞いでは農民夫婦の愉快な舞いがあります。
  • 桑野内神社神楽・・・使われる面が般若面で、ほかの神楽より多く使用されています。また、少しテンポが速いのが特徴です。
  • 古戸野神社神楽・・・五ヶ瀬町内では、地元神楽宿で夜神楽が行われるのは古戸野神社神楽だけで、テンポが遅いのが特徴です。